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ロックダウン下のフランス人の士気

今日の報道各チャンネルは、ここフランスでもアメリカ大統領選挙の話題一色。コビッド君*はお休みかな~?報道テーマとしては脇役だね、今日は。

それにしてもニュース画面は日替わりで忙しい。テロ、感染、反ロックダウン、米大統領選… ページごとに場面もストーリーもガラリと変わる紙芝居を連日見せられているよう。子どものころ行った遊園地、内壁が回転するビックリハウスを思い出す。この時期、仕事か趣味か読書に逃げ込むか、ヴァーチャルな吊り革にでもしがみついていないと立っていられない感覚にさえ陥る。

と言いつつ、適度に巻き込まれながらも、あーこう来たか、さ~て次はどう出るか?と、対局の観戦者のごとく在留外国人ならではの眺めモードに入れるので助かっているのかな。

フランス人はどうだろう?
少し前、コロナ第一波の頃からこの国では精神安定剤と睡眠薬の需要がグンと増えたという記事を読んだ。もともとフランスはこの種の薬剤の消費大国ではあるが、さらに気が滅入っているのだろう。が、思うに、あーもうダメだ~薬をくれ~!とちゃんと表明し訴えるから精神安定剤の売上増にもつながっているのであって、非常時だからとじっと我慢して心身崩壊していくよりは健全なのかもしれない。

3月のロックダウン・パート1の際、仏国民は、おそらく事態に面食らって神妙にしていたが、今期パート2では誰もかもが個々の権利を主張し物申している。パート1では毎晩恒例であった、夜8時に一斉に家の窓から医療従事者を応援する拍手も無い。
保健相オリビエ・ベランが国会で怒りをぶつけるのも無理もないかな。

昨夜、国会にて。コロナで病院が緊迫しているというのに、衛生非常事態宣言の延長を12月までしか可決しなかった議員に対し激怒。(その後、2月までの延長が決まった)

“Les français sont ingouvernables”
フランス人は統治不能。ルイ14世の財務大臣であったコルベールが言ったとされ、しばしば引き合いにだされる表現だが、それを承知で政権についている者たちよ、どう切り抜ける?

*コビッド = Covid-19 コロナウィルス

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